平成18年3月24日  漁業者との意見交換会を開催しました。


 3月24日に当機構の生産分科会活動の一環として、当機構分科会委員と有明海沿岸漁業者との意見交換会を開きました。
生産分科会では、有明海における、のりや魚介類の目指すべき生産目標とそれを支える有明海の望ましい環境(再生)目標の検討を進めており、より実態に即した検討を行うために、日頃から海域を利用し見守り続けてこられた漁業者の方から、統計等のデータでは得られない経験による有明海の現状と変化などを中心に意見交換を行いました。

1 船上現地視察(大浦港~住之江港)
・大浦かき養殖場
・諫早湾干拓堤防
・ノリ漁場
・観測タワー
船上で同乗した漁業者から、潮の流向・流速の変化、干潟域の海底状況等の有明海の環境変化や漁業・生物の変化等の話を聞きながら視察を行った。

2 意見交換会(県有明水産振興センター)
再生機構分科会委員、漁業者(ノリ、貝類、漁船)、行政関係者が有明海の現状などについて意見交換を行った。
①有明海の環境変化
・流向、流速の変化
・満潮、干潮時の潮止まりの変化
②ノリ養殖、貝類の現状
・ノリ豊作の要因
・アサリ等の稚貝の生育状況
・もがい等の漁場変化
③漁業操業状況の変化
・流向、流速の変化に伴う、漁法上の変化
・漁獲物内容の変化