平成17年9月19日  国際シンポジウムを開催いたしました


 9月19日、東与賀町文化ホール「ふれあい館」において、「世界の閉鎖性海域の現状と再生への取り組み」をテーマとする国際シンポジウムを開催しました。

海外の閉鎖性海域研究者を招いて、有明海と共通する閉鎖性海域・浅海域での環境、生態系、水産問題等について情報交換し、有明海再生へのヒントを探るとともに、当シンポジウムを契機に「有明海再生」を国内外に対して発信していこうと企画したものです。

当日は、大学や企業の研究者、漁業者、一般県民、行政関係者など、約300名が参加されました。

第1部では、有明海再生機構名誉顧問のウイリアム・コスグローブ氏(カナダケベック州政府環境公聴会会長、元世界水会議会長)が「総合水資源管理手法の有明海再生への適用」と題して記念講演を行い、カナダ・ケベック州のセントローレンス川の再生を、地域住民が意見を出し合い進めた事例などを紹介、再生には地域社会との良好なパートナーシップが必要と訴えました。

 第2部では、楠田理事長をコーディネーターとして、米国メイン湾研究所 グラボースキー博士、米国フロリダ大学 メータ博士、韓国海洋研究開発センター キム博士の3氏から、「米国南部における20年以上にわたる牡蠣生息岩礁の再生への取組事例」、「サンフランシスコ湾内の空港滑走路拡張部の事例をもとに、干潟における堆積物移動の正確なデータ収集の必要性」、「韓国における干潟開発とその教訓−韓国の大規模干潟開発の事例」等の報告がありました。
それぞれ興味深い報告であったことと、講演者との質疑応答の中で、参加した高校生から「有明海の再生のために我々住民が果たすべき役割について」等の質問があったのが印象的でした。

 
名誉顧問 ウィリアム・コスグローブ氏

左より ジョナサン・グラウボスキー博士、金東成博士、アシッシュ・メーター博士
 
H17.09.19 国際シンポジウム講演録
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