平成20年6月14日 シンポジウムを開催しました


有明海再生に関するシンポジウムシリーズ◆第5弾◆レポート


「有明海再生に向けた新たなステップ〜有明海の環境変化の現状認識(共有化)から再生へ〜」

6月14日に「有明海再生に向けた新たなステップ〜有明海の環境変化の現状認識(共有化)から再生へ〜」と題し、佐賀市増田会館パル21にてシンポジウムを開催しました。当日は県内外から大学、企業の研究者や漁業者、一般県民の皆様や行政関係者など約120名の方々にご参加いただくことができました。
シンポジウムの内容は次のとおりです。

【概要】
有明海湾奥部、諫早湾における貧酸素水塊の形成・変動についてはかなり解明されており、赤潮の発生、潮流の変化など環境変化の要因についても、これまでの研究により明らかになっているとの研究者の共通認識の共有化が進んできました。
当機構と関係機関で 5月よりシリーズで開催しておりました有明海再生に関するシンポジウムの締めくくりとして、有明海における潮流変化の原因究明、貧酸素水塊の発生状況と原因究明、底質・懸濁物輸送の変化等、これまで進められてきた調査・研究について、「明らかになったこと」、「課題として残っていること」などを有明海再生に携わっている研究者が、一般の方とともに共通の認識を持ち、共有化して、今後の再生に向けての取組について議論しました。

【第1部 講演】 

 ○速水祐一准教授(佐賀大学 有明海総合研究プロジェクト)有明海異変に関する研究を元に7つの問題の原因について整理がなされ、底質・懸濁物輸送の変化について講演がありました。

 ○堀家健司氏(いであ(株)大阪支社); 潮流変化とその要因について講演がなされ、有明海再生の基本的事項の一つとして、潮流速を速める工学的手法等の開発の必要性が提案されました。

○田中昌宏氏(鹿島建設(株)技術研究所)有明海湾奥部における貧酸素水塊発生の再現シミュレーションについて講演がなされました。

【第2部 招待講演】
○向井 宏名誉教授 (北海道大学);二枚貝の環境浄化の役割について

【第3部 パネルディスカッション】
川上義幸氏をコーディネーターに、パネリストとして楠田哲也教授(北九州市立大学)、本城凡夫名誉教授(九州大学)、速水祐一准教授、小谷祐一センター長(西海区水研 有明海・八代海漁場環境研究センター)を迎え、「環境変化の現状認識・共有化から再生へのアプローチ」と題し、有明海の再生を目指して対策として何ができるのか、今後の調査研究の方向性について議論が行われました。  

 

 

H20.6.14 シンポジウム講演録