平成22年7月31日(土)佐賀大学理工学部6号館都市学科大講義室にて第3回有明海なぜ?シンポジウム貧酸素水塊はなぜ発生するのかを開催しました。
当日は研究者、行政、漁業者など約110名の参加がありました。
貧酸素水塊とは、魚や貝などが生存できないほどに、水中に溶けている酸素濃度が低下した水の塊のことで、主に、海底にいる微生物が有機物を分解するのに酸素を消費することによって起こります。
総合討論での、「有明海はなぜこうなったのか」という問いに対して、
・川の水の栄養は変わらないが、成層強化が、赤潮発生に寄与している
・諫早湾干拓が有明海奥部に影響しているのではないか
・貝類が減少して、濾過量が減った
・何かの原因(地形の改変など)で負のスパイラルに陥っている
などの意見が挙がりました。
会場の様子 |