平成30年度 有明海再生に向けた技術提案ワークショップ関連ページ
第2回 有明海再生に向けた技術提案ワークショップ 選考結果
選考結果(受賞者技術資料)
優秀賞 流況制御ブロックによる海域環境の改善
九州大学グループ(小松利光・矢野真一郎・小橋乃子)
アイデア賞 泥干潟域におけるカキ礁造成
山本千裕(NPO法人日本環境監視協会)
参考資料(当日配布資料)
◎プログラムなどを更新しました。(H30/10/30)
ワークショップ日時 平成30年11月17日(土曜日)13時〜16時20分
ワークショップ会場 佐賀市保健福祉会館(愛称 ほほえみ館)
住所 佐賀市兵庫北三丁目8番36号(地図 https://goo.gl/maps/5XbA8Skp2GL2)
※ 車でお越しの場合、道路を挟み南西方角にある駐車場(360台)をご利用願います。
◎ワークショップチラシ(PDF)
有明海再生に向けた技術提案ワークショップに関する情報を掲載しているページです。
新たな情報、伝達事項があれば、随時、更新をいたします。
不明な点などございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
お問い合わせはメールでお願いいたします。
npo-ariake@ceres.ocn.ne.jp
お問い合わせの内容によっては回答までお時間をいただく場合がございます、ご了承ください。
1.開催趣旨
有明海では、海域環境の悪化やその影響と考えられる水産資源の減少が社会問題化してから長い年月が経過しました。地元では、漁場環境の改善や水産資源の回復に大きな期待が寄せられているものの、まだ必ずしも十分な成果は得られていません。その一方で、環境省の有明海・八代海等総合調査評価委員会とりまとめにあるように多くの科学的知見が得られてきたことや、有明海漁場環境改善連絡協議会における取り組みなど、再生に向けて着実に前進している面も出てきています。
これからは、この取り組みをさらに前進させ、その動きを加速させることや、より大きな効果を出すことが求められ、このためには今まで以上に関係者の協調と活動の総合化が求められます。
そこで、特定非営利活動法人有明海再生機構(以下、有明海再生機構という)では平成29年度よりその活動の一環として、有明海再生に繋がる新たな技術シーズの発掘に向けてあらゆる分野から広く技術シーズを募集して、技術提案ワークショップを開催しています。平成30年度も引き続き、以下の要領で開催することとしました。
平成30年度は、前年度参加いただいた方から寄せられた要望も受け、“技術提案にあたっての有明海・八代海環境再生ニーズ(参考資料)”について、有明海再生機構ホームページに掲載していますので、参照してください。
提案された技術については、再生技術のニーズ、シーズにかかわる関係者間でこの技術情報の共有化を図るとともに、必要に応じ、再生に向けた実践的、効果的な技術へと発展できるよう支援していきたいと考えています。
2・開催までのスケジュール
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
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① |
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② |
③ |
④ |
3.応募要領 (募集は終了しております)
有明海再生に繋がる技術提案について、以下の事項を踏まえ、アイデア段階のものから実証段階にあるものまで、そして問題解決に向けて単一の技術からシステム的対応技術など幅広く公募します。なお、昨年応募いただいた技術・アイデアであっても、新たに改良を加えられたものについては応募を受け付けますので積極的な参加をお願いいたします。
(1)有明海再生技術のニーズ
有明海の環境をこれまで見てきた漁業者や研究者などから、有明海の流動が弱くなり成層化しやすくなった、それとも関係して貧酸素水塊が発生しやすくなった、そして干潟が劣化し二枚貝が減少したなど、多くの環境の変化の事象が指摘されています。これらの環境の変化はそれぞれが相互にかかわっています。これまで多くの研究者によって調査研究がなされ、環境変化の要因やそれらの因果関係については多くの知見が得られてきており、その集約は環境省の有明海・八代海等総合調査評価委員会において行われました。有明海再生技術のニーズは、その報告書からも読み取ることができると考えます。
有明海を対象として沿岸海域環境改善に関する既存技術の効果的利用方法に加え、将来への展開技術に繋がる新規性の高い技術についても積極的な提案を期待します。
①考えられる主な技術として、
○流動制御技術
○水質改善技術
○底質改善技術
○生物生息環境改善技術
○シミュレーション技術
○その他
②技術提案にあたっての有明海・八代海環境再生ニーズ等の参考資料について
〇水低質浄化技術協会研修会資料(注意:資料の二次使用は禁止願います。)・・一部資料掲載準備中
ここに掲載した資料は水底質浄化協会より、有明海(諫早湾)の現状と改善すべき課題などについて情報提供を依頼さ
れたために開催した研修会で配布した資料を基に作成されたものです。
・『有明海における環境問題と今後の課題』
佐賀大学准教授 速水祐一
・『諫早湾調整池から諫早湾への排水の影響と湾内の水質悪化』
熊本県立大学講師 小森田智大
〇有明海・八代海等総合調査評価委員会報告(平成29年3月以下、「評価委員会報告」という。)
「評価委員会報告」のホームページアドレス
http://www.env.go.jp/council/20ari-yatsu/report20170331/index.html
・まとめ集(PDF 3,281KB)
「評価委員会報告」の「全体版」から抜粋しコンパクトにまとめられたものです。
http://www.env.go.jp/council/20ari-yatsu/report20170331/report20170331_matome.pdf
主な内容は
2章 有明海・八代海等の概要(全文)
(内容)海域の特徴(P3-5)、海域の背景(P6-8)
3章 有明海・八代海等の環境等の変化(まとめ)
(内容)汚濁負荷(P9-10)、河川からの土砂流入(P10)、潮汐・潮流(P10-12)、水質(P12-15)、
底質(P15)、貧酸素水塊(P16)、藻場・干潟等(P16-17)、赤潮(P17-18)、生物(P18-20)
4章 問題点とその原因・要因の考察(まとめ)
(内容)基本的な考え方と再生目標(P21-24)、有明海の個別海域毎の問題点と原因・要因の考察(P25-48)、
有明海全体に係る問題点と原因・要因の考察(P49-52)以降は八代海
5章 再生への取組(抜粋)
(内容)再生に向けた方策(再生方策)等の考え方(P73)、再生目標と再生方策[有明海・八代海等の全体に係る
再生目標(全体目標)(P74)、個別海域毎の再生目標と再生方策(P74-86)、有明海・八代海等の海域全体に
係る再生方策(全体方策)(P86-90)
・全体版(PDF 66.9MB)
「評価委員会報告」の完全版です。上記「まとめ集」を読んで、さらに詳細を知りたい場合は下記アドレスを参照願い
ます。
http://www.env.go.jp/council/20ari-yatsu/report20170331/report20170331_all.pdf
③技術提案を検討する上での問い合わせ
有明海再生機構(npo-ariake@ceres.ocn.ne.jp)までお問い合わせください。
(2)応募方法
有明海再生機構のホームページより技術提案応募様式(別紙)をダウンロードいただき、必要事項を記入の上、PDF形式で
ご送付ください
以下の内容を技術提案様式に簡潔(字数制限はありません)に記述してください。説明上必要な図表も添付してください。
- テーマ
- 技術提案にあたっての問題認識
- 技術提案の概要
- 技術提案でアピールしたい点
〇技術提案応募様式は下記アドレスからダウンロードできます。
技術提案応募様式(Word形式)
※お使いのブラウザーによってはいきなりダウンロードが始まる場合がございます
〇応募データは下記アドレスに送付してください。
npo-ariake@ceres.ocn.ne.jp
(3) 応募対象者 企業・大学・その他試験研究機関・個人等、分野・所属を問いません。
(4) 締切日 平成30年10月20日必着
(5) 応募費用 法人 5,000円、個人 3,000円)※グループでの応募は法人応募に準じます。
・送金先 佐賀銀行 県庁支店
普通預金 1490092
特非)有明海再生機構 【トクヒ)アリアケカイサイセイキコウ)】
4.ワークショップの開催
・基調講演、平成29年度表彰技術に関する発表、平成30年度提案技術プレゼンテーションの3部構成とします。
・事前に応募者の発表内容に関する講演要旨集を作成し、当日配布します。
・提案技術については、有明海再生機構内に設置する「調査研究部会」(以下部会という)で技術の評価を行います。
提案された技術については、再生技術のニーズ、シーズにかかわる関係者間でこの技術情報の共有化を図るとともに、
必要に応じ、再生に向けた実践的、効果的な技術へと発展できるよう支援していきたいと考えています。
〇開催日 平成30年11月17日 (土) 13:00〜16;20
〇場所 佐賀市保健福祉会館(愛称:ほほえみ館)4階視聴覚室
〇主催 特定非営利活動法人有明海再生機構
〇協力 一般社団法人水底質浄化技術協会
〇後援 農林水産省九州農政局、国土交通省九州地方整備局、九州地方環境事務所、福岡県、佐賀県、熊本県
〇入場料 無料
〇プログラム
- 基調講演
- H29年度受賞者による表彰技術の発表
- H30年度提案技術プレゼンテーション
5.評価・表彰
審査委員によって応募技術を評価し、後日応募者にその評価をお伝えいたします、優秀な技術提案については後日表彰
いたします。※該当者がいない場合は選出しない場合もございます。
・優秀賞 (数件)
・アイデア賞 (数件)
・特別賞 (数件)
〇審査委員(五十音順)
大串浩一郎(佐賀大学教授、有明海再生機構副理事長)
大嶋雄治 (九州大学教授、有明海再生機構理事)
川上義幸 (元佐賀県副知事、有明海再生機構理事長)
小松利光 (九州大学名誉教授、有明海再生機構副理事長)
田井明 (九州大学准教授)
夛田彰秀 (長崎大学教授、有明海再生機構理事)
速水祐一 (佐賀大学准教授、有明海再生機構理事)
松永博信 (九州大学教授)